無料の算数ゲーム12選:年齢別、ほとんど画面なしで遊べます

小さな子に向いた無料の算数ゲームは、家で作れる数字のすごろく、トランプ、サイコロのゲームです。研究では、数字つきのすごろくを短い時間で4回遊んだ幼児は、数を数える力や数を比べる力が伸びました。

算数を楽しくするのに、アプリも定期購入もいりません。子ども向けの算数ゲームの多くは、紙、サイコロ、トランプ、おやつなど、家にあるもので遊べます。

ここでは、年齢別に12個のゲームを紹介します。それぞれ、用意するもの、遊び方、身につく力を書きました。1つ選んで、今日さっそく遊んでみてください。

ゲームが算数に効く理由

ゲームなら、子どもは数えたり、比べたり、たしたりする理由が自然にできます。宿題のように感じずに、何度もくり返せます。

いちばんシンプルな「数字のすごろく」には、しっかりした研究があります。Robert SieglerとGeetha Ramaniの研究では、低所得世帯の幼児が、1から10の数字がついたマスのすごろくを、約15分ずつ4回遊びました。その後、数直線のどこに数字が入るかを予想する力が上がりました。同じゲームでも、数字ではなく色のマスで遊んだ子は伸びませんでした。

その後の研究では、このゲームをヘッドスタート(アメリカの就学前支援事業)の教室に持ちこみ、2〜3人の少人数で遊びました。数直線の予想、数の比べ、数字を読む力、数える力が向上しました。

大切なのは、進みながら子どもが数字を声に出すことです。下のどのゲームでも、これを目標にしてください。

3〜4歳:数える、「いくつ?」

1. 10までレース

  • 用意するもの: 紙、ペン、サイコロ1つ、駒になる小さなおもちゃ2つ。
  • 遊び方: 1から10までの数字を書いたマスを一列に描きます。順番にサイコロをふって進みます。止まったマスの数字を言いながら進みます:「4、5、6」。先に10に着いた人の勝ちです。
  • 身につく力: 数える力、1から10の数字を読む力、大きい数は先にあるという感覚。
  • やさしく/むずかしく: サイコロの面を1と2だけにします(ほかの面はかくします)。むずかしくするには、マスを20にします。

2. 数えて宝さがし

  • 用意するもの: 小さな物を10こ(積み木、ボタン、おもちゃ)。
  • 遊び方: 物を部屋のあちこちにかくします。子どもが見つけて、一列に並べ、1つずつさわりながら数えます。
  • 身につく力: 1つの物に1つの数を言う数え方。すべての算数の土台です。
  • やさしく/むずかしく: かくす数を5つにします。または「あといくつさがせばいい?」と聞きます。

3. 多い? 少ない? おやつゲーム

  • 用意するもの: お皿2枚、小さなおやつ。
  • 遊び方: 各お皿におやつを少しずつのせます。「どっちのお皿が多い?」と聞きます。子どもが予想して、両方を数えて確かめます。少ないほうのお皿を食べます。
  • 身につく力: 量の比べ、「多い」「少ない」「同じ」という言葉。
  • やさしく/むずかしく: 数の差を大きくします(2こと7こ)。むずかしくするには、近い数にします(6こと7こ)。

4. 数字さがしのお散歩

  • 用意するもの: なし。
  • 遊び方: お散歩やお店で、ドア、バス、値札の数字を見つけます。子どもがそれぞれ読みます。いくつ見つかったか数えましょう。
  • 身につく力: 書かれた数字が読めること。
  • やさしく/むずかしく: 数字を1つだけさがします(「3を見つけよう」)。むずかしくするなら、2けたの数字を読みます。

5〜6歳:数え足す、たし算

5. 1から100のすごろく

  • 用意するもの: 1から100まで書いた10×10のマス目の紙、サイコロ1つ、駒2つ。
  • 遊び方: サイコロをふって進みます。大事なルールは、自分のマスから数え足すこと。23にいて4が出たら、「1、2、3、4」ではなく、「24、25、26、27」と言います。
  • 身につく力: 数え足し、100までの数の順番、たし算のはじまり。
  • このルールの理由: ある研究では、自分のマスから数え足した年長児は、「1、2、3、4」と数えた子より多くを学びました。

6. トランプの「戦争」

  • 用意するもの: 絵札を抜いたトランプ一組(エース=1)。
  • 遊び方: 山を2人で分けます。それぞれ1枚めくり、大きい数の人が2枚とも取ります。同じ数なら「戦争」:それぞれもう1枚出します。
  • 身につく力: 数をすばやく比べる力。
  • むずかしく: 2枚ずつめくってたします。合計が大きい人の勝ちです。

7. 10を作ろう

  • 用意するもの: トランプの1から9のカード。
  • 遊び方: 12枚を表にならべます。順番に、足して10になる2枚(3と7など)をさがして取ります。取ったところは補充します。
  • 身につく力: 10になる組み合わせ。のちのたし算とひき算がずっと楽になります。
  • やさしく: 1から4のカードで「5を作ろう」を遊びます。

8. ふってたそう

  • 用意するもの: サイコロ2つ、紙。
  • 遊び方: 2つのサイコロをふって、たします。合計を書きます。10回ふって、合計の和がいちばん大きい人が勝ちです。
  • 身につく力: 小さな数のたし算、そして慣れると、サイコロの合計が見ただけでわかること。
  • むずかしく: 大きいほうから小さいほうを引きます。

7〜10歳:九九、お金、作戦

9. かけ算の「戦争」

  • 用意するもの: トランプ(絵札は抜く)。
  • 遊び方: 2人とも2枚ずつめくって、かけ算します。答えが大きいほうが、4枚ともゲットします。
  • 身につく力: 楽しい緊張感の中で、九九を思い出す力。
  • やさしく: 1から5のカードだけを使います。あわせてかけ算の教え方ガイドもどうぞ。

10. サイコロ積レース

  • 用意するもの: サイコロ2つ。各プレイヤーに6×6の九九の表(1から6の段)。
  • 遊び方: サイコロ2つをふってかけ算します。表にその答えがあるマスを1つ消します。先に1列を全部消した人の勝ちです。
  • 身につく力: 6×6までの九九。そして、12のように出やすい答えと出にくい答えがあることへの気づき。

11. お店屋さんごっこ

  • 用意するもの: 本物の硬貨、自分で値段を書いたおもちゃ。
  • 遊び方: 1人がお店の人。もう1人が買う人で、お金をはらいます。お店の人はおつりを渡します。
  • 身につく力: 硬貨の価値、お金のたし算、おつりのひき算。
  • むずかしく: 予算を決めます:「500円で何が買える?」

12. 目標の数をつくろう

  • 用意するもの: トランプの1から10のカード。
  • 遊び方: カードを4枚めくり、目標の数(たとえば24)を決めます。4枚と+、−、×、÷を好きに使って、目標の数を作ります。みんなで考えて、方法を発表します。
  • 身につく力: やわらかい考え方と、四則計算のすべて。
  • やさしく: カードを3枚にして、+と−だけにします。

算数が学べる、市販のボードゲーム

できあがったゲームが欲しいときは、次のものが家族に人気です。年齢は、メーカーや大手の販売店の表示です。買う前に、箱でも確かめてください。

ゲーム主な力表示されている年齢
Sum Swampたし算とひき算5歳以上が多い
Money Bags硬貨の価値とお金の数え方7歳以上が多い
Prime Climbかけ算、わり算、素数10歳以上(メーカーによれば、大人と一緒なら8歳以上)

昔ながらのゲームも役立ちます。数字つきのマスのレースゲームなら、子どもが数字を声に出せば効果があります。

無料の算数アプリ:「無料」は本当に無料?

ネットやアプリストアの「無料」の算数ゲームの多くは、別の方法でお金を稼いでいます。インストールの前に、次のことを確かめましょう。

  • 広告: ストアの説明に「広告を含む」とありませんか? 広告は、子どもをゲームから連れ出すことがあります。
  • アプリ内課金: ゲームの一部だけが無料ではありませんか?
  • データ: アカウントや個人情報を求められませんか?

おすすめの算数アプリの記事では、まさにこの点で主なアプリを比べています。

画面を使うなら、私たちのおすすめ

私たちはMath Learnerを作っているので、公平ではないかもしれませんが、上のゲームに合わせて作りました。3〜10歳の子が、数、書き方、たし算、ひき算、かけ算、わり算の6つのワールドを進みます。広告もアカウントもありません。各ワールドの最初の15レベルは無料で、1日1レッスンです。残りは、選べる定期購入のMath Learner Premiumです。

Math Learnerで泡を数えているところ

それでも、まずはこのページの無料のゲームから始めてください。トランプ一組と、あなたと過ごす10分には、なかなかかないません。

保護者からよくある質問

広告のない無料の算数ゲームはありますか?

はい。このリストのゲームはすべて無料で、画面も使いません。広告はまったくありません。アプリを選ぶときは、インストールの前にストアの説明で広告とアプリ内課金を確認しましょう。

幼稚園・保育園の年長向けの算数ゲームは?

1から100までのすごろく(自分のマスから数え足す)、数字を10までにしたトランプの「戦争」、トランプで10を作るゲームがおすすめです。どれも数える力と数の感覚が育ちます。

画面を使わずにできる算数ゲームは?

数字つきのマスのすごろく、サイコロのゲーム、「戦争」のようなトランプ、本物の硬貨を使ったお店屋さんごっこ、家の中の数えさがしなどがよく効きます。お金はかかりません。

すごろくは、本当に算数に役立ちますか?

研究によると、役立つ可能性があります。SieglerとRamaniの研究では、数字つきのすごろくを数回遊んだ幼児が、数を数える力、数字を読む力、量を比べる力を伸ばしました。数字の代わりに色をつけた版では、効果がありませんでした。

「ヘビとはしご」のようなゲームで数を数える力はつきますか?

数字つきのマスが一列に並んだゲームなら、進みながら子どもが数字を声に出して言えば役立ちます。「6、7、8」と言うことが、力になります。

何歳から算数ゲームで遊べますか?

簡単な数えるゲームは、3歳ごろからできます。10までの数字、サイコロ1つで始めて、ゲームは短くしましょう。

参考資料

  1. Siegler and Ramani (2008). Playing linear numerical board games promotes low-income children's numerical development. Developmental Science.
  2. Ramani, Siegler and Hitti (2012). Taking it to the classroom: Number board games as a small group learning activity. Journal of Educational Psychology.
  3. Laski and Siegler (2013). Learning from number board games: You learn what you encode. Developmental Psychology.
  4. Math for Love: Prime Climb(ボードゲームの紹介)

フクロウのPipと練習しよう

Math Learnerは、数える、なぞる、九九を、短いゲームにします。各ワールドの最初の15レベルは無料です。

App StoreでダウンロードGoogle Playで手に入れよう